第2回 口呼吸と歯並びについて

寒さが身にしみる今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか?

空気が乾燥しているせいか、学校ではインフルエンザが流行っていると聞きました。

風邪をひくと鼻の調子が悪くなり、口で息をする口呼吸になってしまいますね。実はこれが健康にも美容にも悪影響を及ぼすおそれがあるのです。

 

Q: なぜ口呼吸だといけないのでしょうか?

A:鼻は空気中のウィルスや細菌をキャッチして浄化してから肺に空気を送り込むフィルターの役割を果たしています。

一方で口には鼻の様なフィルターの機能はないので、口呼吸をすると浄化されてない空気が直接のどや肺に送られることになります。そして、のどの奥にある口蓋扁桃の免疫機能を超えると、免疫力を低下させ風邪やアレルギーの原因になります。

そうすると鼻が詰まり、益々、口で息をする事が習慣化してしまいます。

 

口呼吸が習慣化すると、舌位が低位舌になります。低位舌とはベロが下顎で休んでいる状態です。口を開けて息をすると自然とそうなってしまいます。

この低位舌になる事により食べ方や発音にも影響が出てきます。ベロの筋肉が使われなくなるために、くちゃくちゃ食べをしたり、舌足らずな話し方になってしまうのです。

歯並びにも影響が起きてきます。

口が開いたままになると口が乾燥します。これは前回お伝えしたように、口臭やむし歯、歯周病の原因にもなります。

 

Q:口呼吸を防ぐ/直す方法はありますか?

A:この悪循環を回避する対策として、舌の位置について気をつけてみて下さい。

簡単にできるチェック方法をお伝えします。

皆さんの舌の先端は何処にありますか?

正しい舌の位置は上の前歯のうしろのデコボコした歯茎のところです。

ここに舌の先をあて、上あごに舌をくっつけたところが舌の正しい

位置になります。

そこに舌をおき、口を閉じて鼻で息をして下さい。その事により舌の位置が意識出来ると思います。

家にいるときは、お口にテープを貼ることもお薦めいたします。鼻の下と顎を結んでみてください。薬局で専用のものも売っていますが、セロハンテープで十分です。

テープが取れたら、口を閉じていないと自覚できます。

もうひとつオススメしたいのが、「あいうべ体操」です。順番に声を出して「べ〜」と舌を前に大きく突き出します。毎日繰り返すことで、顔面の血流量が増えて免疫量がアップします。それによって鼻の粘膜が正常になり、口呼吸をしなくなります。私の診療室でも実践している方法です。詳しくは、この体操を開発した「みらいクリニック」のHPをご覧ください。

 

★ まとめ ★

舌を正しい位置に置いて鼻呼吸ができると、上記の悪循環を断ち切ることができます。頭に酸素が行くようになり、脳血流が良くなります。すると、顔の温度もあがってインフルエンザになりにくいというデータもあります。

口の筋肉がつくので口を閉じた時口角が上がり幸せ顔に見えますよ。

まさに美呼吸ですね。

 

 

たまプラーザ駅から車で5分、駐車場4台有り、美しが丘西郵便局隣、

MOM Dental Clinic 院長 

日本矯正学会認定医 服部優子